2005年諸磯〜函館クルージング 帰りの航海

 

8月11日

太田君、山口さんに加え、我妻君を加え4名のメンバーで諸磯まで帰ること

になる。

私は気楽な暇人だけれど、他の皆さんはそうそうのんびりもできない。

ま、できるだけ急いで夏休みのうちに帰れるようにがんばりましょう。

全員揃ったところで、函館のヨット仲間の皆さんを交えて、駅近くの「汐活」

で出発前の宴会。

ここの活イカは絶品で、なにしろキラキラと光るイカをそのまま刺身にして

リーズナブルなお値段で食べられる穴場でもあります。

しこたま飲んで、なんかよくわからん屋根裏のようなパブみたいなところで

飲み、船に戻ってまた一杯。

明日は海峡をわたるだけだから、ま、いいか。

 

8月12日 曇り E3 

3ヶ月お世話になった函館を発つ日である。

0630K氏とN氏の見送りを受けて、3ヶ月留まった緑の島のバースを離

れる。

ぱっとしない天気ではあるが、風もたいしたことなく、大間寄りにコースを

引く。

 

 

東の風だが、潮を考えて落とし気味に帆走して大間崎E2マイルから機帆走。

11時には下風呂の防波堤灯台確認。

いつものことだけど、反流をまともに食らうが、4ノットで岸沿いに走る。

下風呂入港12時。

漁協の前の岸壁はだめだといわれ、一度奥のイカ船のほうに止めたが、この

場所だと町まで遠いし、風呂から船が見えない。

しかも、前後1mずつしか空いていないという、ぎりぎりのスペース。

入れては見たけど、岸壁に押しつけられるのであまり居心地が良くない。

後でまた場所を考えるとして、まずは当然ながら風呂、そして漁協の売店で

名物烏賊さまレースを観戦、当然イカ刺を買い船で一杯。

ここのイカは、甘いのです。

  

前回、勧進丸とマサシとつるんできたときには、使った醤油が昆布醤油だった

からかと思ったが、今回改めて試してみる。

毎日のように函館でイカ刺を食べているけれど、確かに甘い。

同じ海なのに、不思議なことです。

17時、入港船もなくなったし、風も少し落ちたので、水路の岸壁にシフト。

もう一度風呂に行く。ちょっと高いけど気に入ってる下風呂マリンホテル。

 

5階まで上がって自分達のヨットと漁火を見ながら入れる。

夕食は焼肉でビール。

なんだか飲んでばかりいる航海の予感です。

 

画像はここに(太田副キャプテンのページ)

 

航程 30.1マイル 5時間30分 帆走60%

 

 

8月13日 小雨 のち 曇り ESE3

相変わらずのヤマセが吹いているが、やや南よりなのが救いである。

0700出港、機走で尻屋を目指す。

大畑沖で雨が上がり、向かい潮1.2ノットくらい。

視界はまあまあで、岬も良く見え、大根の立標もしっかり確認してコースを

南にとる。11時 41°27′N 141°40′

 

 

 

太田我妻両氏は、絶好調でもう箱入りのワインが空になる。

二日目にして4リットルとは、少し早すぎないかい?

下北原発を横に見るあたりでケンケンを流したら、大きくはないけどフクラギ

(ブリの子供・ワカシ)が釣れた。今晩のおかず。

 

東の風にメインとジブを広げて機帆走で白糠へ。

14:40入港。

長栄丸さんに横抱きさせてもらう。

 

 

 

ここは相変わらず何もないので、フクラギの刺身とあら汁で夕食にする。

 

画像はここに(太田副キャプテンのページ)

 

航程 38.7マイル 7時間40分 機帆走 100%

 

8月14日 曇り のち うす曇 SE1

風はなし、ぱっとしない天気ではあるが、走るのに不都合はない。

少し早めに0420出港。機帆走。

小川原のあたりで、少し雲が切れ始めるが、視界はあまりよくない。

0900三沢沖、苫小牧から八戸行きのフェリーに追い抜かれる。

連れ潮があるようで、コンスタントに対地7ノット。

昼飯は焼きそばとビールで、やっと夏のクルージングらしくなってきた。

 

 

 

久慈の予定が、着いてみたらまだ午後一時、この按配ならもう少し先へと

欲を出し、八木を過ぎ、北山崎も越えて島の越まで走ってしまった。

 

 

 

網があって手間取ったが入港1650。

港内はあまり空きがないので、観光船の対岸の廃船につけたが、観光船の

横が空いてるから一晩ならいいよ、と言われシフト。

ちょうどトイレの前で、何かと便利ではある。

 

 

 

風呂はタクシーで15分の村営羅賀ホテル。

一人じゃ行かないが、4人なら安いものである。

ついでに夕食もここで済ませてしまう。

ログは79.9マイル、結構走ったな・・・

 

画像はここに(太田副キャプテンのページ)

 

航程 80マイル 12時間 機帆走 100%

 

 

8月15日 雨 のち 曇り NE1

 

雨である。盛岡は大雨警報。

我妻氏は、ここからリアス鉄道宮古経由、横浜へ。

 

 

 

今日はお盆、村の成人式だそうで、観光船が若者を満載して出て行く。

われわれもフォグホーンでお見送り。

11時、雨が上がって小降りになってきたので、出港。

出たらまた雨と霧。

視界500mでも、お盆なので漁船は出ていないだろうから、そのまま

 

 

 

GPSを頼りに南下、宮古湾の浄土が浜にぴったりと当たる。

漁港で自動販売機で氷を買うが、いつもの半分しか出てこない・・・

太田君が怒るまいことか。

ま、機械のことであるから、こういうこともあります。

 

 

 

今日は話には聞いていたリアス・ハーバーに入ってみることにした。

位置的にはとても不便なところ。駅も町も遠い。

無料であるのと、ポンツーンなのでとめやすく安心していられると言う

のがメリットか。

タクシーで町へ出て、一軒だけ開いている風呂屋まで駅から歩く。

お盆休みなので、魚系は全滅、焼肉屋に入る。

画像はここに(太田副キャプテンのページ)

 

航程 22マイル 4時間 全機走

 

 

8月16日 雨のち晴れ N1

0430 小雨の中を出港。

今日も決して視界がいいとはいえないが、まだ陸岸が見えるだけいい。

 

 

 

かなり強い潮に追われるように、トドが崎で8ノット。

9時には釜石湾を過ぎ、観音様に手を合わせる。

 

サンフラワー同士のすれ違いを見て11時綾里崎から北西の風になって、帆走開始。

11時47分、ドンドンドンドンと妙な音が聞こえる。

船内に入っても聞こえているし、船から出ている音には違いないが、理由

がわからない。

1分近く続いてやんだが、ひょっとして?とラジオをつけたら、地震の

緊急放送。

宮城県で震度5だとか・・・震源地は今の場所から30kmくらいしか

離れていない。

長い海の遊びの経験でも、初めてのことである。

津波の虞も、というので、沖目にコースを取る。

13時には、津波注意報も解除、という放送に一安心。

 

 

 

唐桑半島側から、大島を回って気仙沼港に入る。

見たところ、特別の被害はないようで、いつもの一番奥の岸壁まで入って

廃船に横付け。14時30分

燃料100リッター購入、洗濯物を持ってコインランドリーと風呂と、

楽しみの「福よし」へ。

 

 

 

村上さん、上機嫌で居合わせたお客さんまで引き連れて、船に来て飲み

なおし。

就寝12時

 

画像はここに(太田副キャプテンのページ)

 

 

航程 65.8マイル 10時間 帆走 30%

 

8月17―18日 晴れ S1

やっと落ち着いた夏型の気圧配置になる。

この天気を逃す手はない、思い切ってオーバーナイトをかけて、行かれる

ところまで行くことにする。

 

 

 

0700出港、穏やかな海を機走で南下。

金華山水道で昼になる。

 

 

 

もうわき目も振らずにひたすら走る。

交代で夜に備えて昼寝。

潮はほとんどなく、1800回転で5.5ノット。

 

 

 

相馬の沖で夜になり、塩屋の沖で朝を迎え、11時半、大洗マリーナ入港。

なんとも速いこと。

 

 

 

新しい温泉に行き、久しぶりの充実した走りに疲れをほぐす。

ついでに夕食も済ませて、寝ようかと思ったらK氏来訪。

さすがに眠くてあまりお相手もできず、早めに寝かせていただく。

就寝9時30分。

 

画像はここに(太田副キャプテンのページ)

 

航程172マイル 28時間30分 機走100%

 

 

8月19日 霧 のち 晴れ SSW4

 

今日も勝浦までの長丁場、4時半出港。

港口まできたら、霧で真っ白、その中を漁船が群れをなして出港して行く。

とてもじゃないが、レーダー無しでは危なくて走れない。

 

 

 

防波堤内側の生簀の脇で、霧の晴れるのを待つこと30分。

やっときれいに晴れてきて、5時10分再出港。

犬吠埼で昼、風が上がって10m/sくらいになるが、あまり波が高くない

のが救いである。

何とかここをがんばらないと、後に差し支える。

16時大原沖、少し楽になるが、今度は向かい潮。

陸の方は不気味な黒雲が広がり、ラジオには雷のノイズが入りはじめる。

太東崎手前あたりでは、雲の中がものすごい稲光で、さかんに落雷して

いる様子が見える。

幸い、海の上には届きそうもなく、高みの見物であるが、あまりいいもの

ではない。

 

 

 

20時、八幡崎を過ぎ、真っ暗な中を勝浦入港。

以前にも夜に入ってはいるが、鳥居のある島が見つけにくく、あぶなく乗り

上げるところ。

やはり相当大きく、ホテル三日月の正面から入るようにしなければダメ。

防波堤の釣り人にどいてもらって、着岸21時10分

ぎりぎりで風呂屋に飛び込み、近くの飲み屋で夕食。

画像はここに(太田副キャプテンのページ)

 

航程 83,5マイル 16時間 機走100%

 

 

8月20日 晴れ S3 

 

関東に帰ってきたなぁ、というような蒸し暑さ。

北の海が恋しくなる。

 

 

 

ここまでくれば、もう急ぐことはない、ひさしぶりの6時半出港。

向かい風だから、当然機帆走。

ケンケンを流すも、釣れたのはシイラ、そのままお帰りいただく。

12時野島崎を越え、帰ろうと思えば帰れるけれど、とりあえず

館山で船を掃除してやろう。

 

 

 

帆走でのんびり走って、15時館山入港。

梅の湯と食堂「汐入」。

 

画像はここに(太田副キャプテンのページ)

 

航程 43.5マイル 8時間30分 帆走30%

 

 

8月21日 快晴 SSW3

今日が今航海最終日。

のんびり朝食ののち、館山8時出港。

 

 

南西の風に帆走で諸磯にコースを取る。

折から、諸磯のクラブの夏祭りレース、あちこちから声がかかる。

帰港11時15分

 

画像はここに(太田副キャプテンのページ)

 

航程 18,1マイル 3時間30分

 

 

全航程 595マイル 消費燃料 195リットル

 

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